情勢にふさわしい同盟活動の前進と、
総選挙勝利に全力をあげよう
一月常任理事会開く
一月常任理事会が一月二十三日開かれ、情勢にふさわしい同盟活動を前進させ、来るべき総選挙で同盟の要求実現勢力の前進に全力をあげるとともに、五〇万署名と、一万六千同盟員拡大目標をすべての県本部・支部で必ずやりきることを意思統一しました。
神戸照会長代行が開会あいさつし、柳河瀬精副会長を議長に選出、神戸会長代行が「今日の情勢の特徴と同盟の独自活動」について発言した後、針谷宏一事務局長が情勢と当面の方針を提案。延べ二十五人が発言し討論を深めました。
針谷事務局長の報告
Ⅰ、当面の情勢と同盟の任務
1、マスコミ各社の世論調査に見られる支持率二〇%割れ、不支持八〇%に見られるゆきづまった麻生政権。「年越し派遣村」に見られる国民のたたかいの前進。
2、大企業の期間従業員、派遣労働者に対する中途解雇、雇い止めなどの大量解雇に反撃が始まった。
3、田母神俊雄前空幕長の侵略戦争美化論、海賊対策口実にソマリアへの自衛隊派遣。最高裁で大詰めを迎えた葛飾ビラ弾圧事件。横浜事件第四次再審請求に対する横浜地裁の「裁判のやり直し」判決。名古屋高裁は、空自のイラク空輸は憲法違反と断罪。「蟹工船」ブームに象徴される、苛酷な労働・生活条件と反貧困のたたかいの前進。
これらの情勢にこたえる同盟活動の前進が求められている。
Ⅱ、運動の到達点と当面の方針
1、治安維持法犠牲者に謝罪と賠償を要求する活動。
①犠牲者名簿の作成を二月から開始。②五十万署名は年末の三〇%目標を達成したのは、十県(青森、岩手、秋田、山形、群馬、山梨、岐阜、滋賀、鳥取、岡山)。一月一日現在十一万余(二一・九%)、三月十五日までに六〇%達成する。大胆に労働組合・民主団体へ申し入れる。③地方議会への請願・陳情。山形県山辺町議会、兵庫県尼崎市議会に続いて北海道根室市議会で請願を採択、合計三五四自治体に。
2、治安維持法犠牲者の顕彰活動。
今年は山本宣治没後八〇周年。京都で五月記念集会。広島では「聳ゆるマスト」の碑建設。映画「鶴彬こころの軌跡」が完成。3・15記念集会や多喜二祭を成功させる。
3、一万六千人の会員拡大目標の早期達成を。一月一日現在の到達は一万四五七五人。兵庫県が五〇〇人を突破。福岡・京築支部は、昨年四月に支部を結成、四人から三七人へ前進。県本部は、支部を基礎にした活動の経験に学び、指導・援助を強める。
4、国際活動。①「国際水準から見た日本の人権」シンポ。2月28日、東京・文京区民センター。
最後に政府への抗議「海上自衛隊のソマリア沖派遣をただちに中止せよ」を採択して閉会しました。
2009年2月15日不屈(毎月15日発行)№416