全同盟員が国賠署名用紙を持って訴えましょう
同盟創立四〇周年をむかえて 会長代行神戸照
同盟員の皆さん
ことし三月十五日は同盟の創立四〇周年です。
ことしこそ五〇万署名と会員一万六千人の組織確立をめざして、いま全国で奮闘中です。すでに三月十五日までに目標の五〇%を突破し前進している県本部もありますが、全体としてみると活動は大きくたちおくれており、目標達成はこれからの奮闘にかかっています。悪法・治安維持法については昨年あたりからテレビ・ドラマや各地の多喜二祭、映画、ビデオなどを通じて茶の間の話題にもなってきています。とくに映画「母べえ」を観た人たちは、強烈な印象をうけています。「戦争中にあんな苛酷な生活があったのか」とはじめて暗黒政治を知った人々の感想とともに、「もうこんな時代を許してはならない」と声をあげる人も増えています。中央本部には「映画『母べえ』を観て同盟に入会せねば」といって入会を申し込んできています。これらの気持ちにこたえる運動を推進しているのが同盟の役割なのです。
同盟員の皆さん
全同盟員が署名用紙を持って「侵略戦争と暗黒政治を許さない」運動を広げましょう。また大衆団体への要請も、今までの枠をこえて訴えていきましょう。
①同盟創立四〇周年を迎えることし、各都道府県・支部も二〇周年、三〇周年を迎えています。創立時から現在までの活動をふりかえりながら、これまでの情勢の発展と活動を点検し、今日の情勢にこたえる目標をたてて奮闘しましょう。
②治安維持法によって弾圧された人々が、平和を口には出せなかった多くの人に代わって主張してきたように、いまの時代、情勢の混迷にとまどう人々に、確かな抵抗の歴史の真実を伝え、戦後補償実現の先頭に立つことが同盟に求められていることを自覚し奮闘しましょう。
③さきの参議院選挙で与野党逆転の状況にこたえ、参院での紹介議員多数派をめざし署名と要請行動をつよめましょう。私たち同盟はまた、在日米軍基地強化反対、「9条の会」や「新しい政治をめざす」国民的要求と連帯し、国民多数派への先頭に立ちましょう。
④創立四〇周年にあたり、同盟の歴史をきずいてきた先輩たちの意志をうけつぎ、同盟運動のさらなる発展へ団結を固めましょう。
2008年3月15日 不屈 (毎月15日発行) №405