3.15大弾圧80周年・同盟創立40周年
再び戦争と暗黒政治を許さぬ政治を
わが同盟が結成されたのは一九六八年三月十五日、ことしで四〇周年を迎えました。また八〇年前のこの日は治安維持法による三・一五大弾圧の日です。治安維持法は一九二五年から廃止される敗戦後まで二〇年間、国は戦争に反対し、民主主義を求め、抵抗したすべての人々を「国体」に反するとして逮捕・検束し、その名誉と人権を蹂躙しました。戦後六三年へた今日、四月の横浜事件最高裁の「免訴」判決にもみるように、国は治安維持法犠牲者にたいする過去の過ちを認めず、自らの「名誉回復」を放棄する国際的にも恥ずべき歴史認識に立っています。同盟は結成以来、「政府は治安維持法が悪法であったことを認め」「弾圧犠牲者の全容を調査し」「謝罪と賠償を求める」国会請願署名を粘り強く取り組んできました。今日、憲法改悪に反対する声は全国にひびきわたり、国民が政治を動かすという新しい展望が開けつつあります。総選挙も間近の政局。憲法九条を守る国づくりへ、国と地方の政治に同盟の要求を支持する力を大きく躍進させようではありませんか。
2008年5月15日不屈(毎月15日発行)№407