軍事大国と福祉大国は両立しない
一二月一四日、毎日新聞の夕刊を見ていて、ふと以下の記事が目にとまった。
イラクへ一五万人以上の軍隊を派遣している軍事大国アメリカは、七人に一人が健康保険未加入ということだ。四四〇〇万人(子どもを含む全人口七人に一人)、アメリカは公的な健康保険のない国で、会社に月五〇〇ドルの掛け金を払えない人がこれだけいるということだ(田原加代子氏の最新アメリカ事情)。
日本もイラクに自衛隊を派遣し、軍事費と装備では世界第二位だということだ。福祉を削って軍事大国になろうとしている。陸上自衛隊の幹部が改憲案を出し、イラク派遣一年延長を閣議決定した。福祉を削ろうとする悪だくみは枚挙にいとまがない。今年年は怒りの年にしよう。憲法を守り、くらしを守るうねりをつくり出す歯車に会員がなろう。 和歌山西支部長 (S・Y)