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治安維持法廃止六〇年、アジア・太平洋戦争終戦六〇年の記念すべき年が明けました。わたしたち県同盟も結成二十年を迎え、県内の民主勢力の一員として活動に参加、同盟会員も結成時の十数名から六百名近くにまで前進しました。
「ふたたび戦争と暗黒政治を許さない」この中心的課題はますます重要となっています。 昨年末、自民党小泉政権と野党の民主党、それに財界も加わって、今年一気に憲法改悪の強行をねらっています。しかし、主権在民、民主主義、国際平和主義の世界に誇る憲法―特に九条を守る運動と組織が全国に急速に拡がっています。
憲法改悪のあらゆる策動を根絶やしするため力を結集しましょう。
県同盟は昨年、小泉首相に「憲法違反の自衛隊イラク派兵中止を求める要請書」を送りました。アメリカの戦争協力と海外派兵への道をひらくイラク派兵をすぐ撤退させる運動をすすめましょう。
消費税増税計画をはじめ、国民のくらしと健康つぶしに対し、広範な組織や人びとと共に闘いましょう。
わたしたち同盟員が、あの侵略戦争や反動政治の下で、治安維持法をはじめとする弾圧に抗し、不屈に闘ってきた先輩の活動、同時に非国民、国賊の家族と迫害されながら頑張ってきた遺族の人びとにこたえるために、そして何にも増して、私たち自身が「ふたたび戦争と暗黒政治を許さない」誇りある同盟会員として、決意新たに奮闘しましょう。
治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟和歌山県本部会長