安倍内閣の改憲路線にノー!
参院選勝利で国賠要求の前進を
自公民「オール与党」に立ち向かい、激しかったいっせい地方選挙戦の結果は、住民の命とくらし、平和を守る革新勢力の前進をかちとることができました。
この間、教育基本法の改悪、改憲手続き法の単独強行採決、自衛隊・米軍一体戦闘強化をねらう米軍再編促進法、国家機密法準備、さらに消費税増税など安倍内閣の「軍事的・強権的国づくり」が露骨にすすめられています。
そのために国民の不安は広まり、読売新聞の世論調査でも「憲法改正」の回答は三年連続減少して四六%と半数を割り、「9条改正」は三六%にすぎませんでした。
改憲手続き法についても、NHK調査は与党案賛成がわずか二九%にすぎません。
安倍首相の「美しい国」は国民にとって「恐ろしい国」であることを示したのです。
また、選挙中に伊藤長崎市長が暗殺されるかつてない暴力事件、さらに安倍首相の「従軍慰安婦」問題発言にあらわれた侵略戦争肯定の立場など、戦後民主主義の根幹を問う政治的対決となりました。
憲法改悪、再び戦争と暗黒政治を許さず、過去を反省して新憲法下に歩んできた国民の平和への願いをむねに、きたるべき参議院選挙ではさらなる革新勢力の勝利をめざしましょう。
改憲手続き法の廃案、同盟の署名、国会請願の成功、会員拡大のなかで、国民的共同を強めましょう。
不屈 395号 2007年5月15日