わー。大勢来てくれたなあ
盛会裏に同盟県本部30周年
11月28日、国賠同盟県本部創立30周年記念講演会と懇親会が和歌山市内で開かれました。
講演会(写真〉は当初予定していた150人を上回る170人が参加、補助椅子をあわてて整備したり、資料が足りなくなったりと、準備した事務局は大わらわでした.
来賓の日本共産党下角力県委員長、憲法9条を守る和歌山弁護士の会顧問月山桂弁護士、有川功中央本部副会長から丁重な祝辞があり、衆議院議員岸本周平氏よりのメッセジーを紹介。国賠同盟県本部鶴田至弘会長から力強く国賠の歴史的役割についての訴えを含めた挨拶がありました。
戸台敏治氏(元和歌山県立熊野高等学校校長)から、叔父に当たる戸臺俊一氏の1930年代、治安維持法下のたたかいとその弾圧の模様が、俊一氏の手紙と裁判記録を基にしての講演がありました。その生々しい記録に多くの聴衆が息をのみ聞き入り、治安維持法の弾圧は全国民への弾圧であったことの理解を深めました。
石川康宏氏(神戸女学院大学教授)からは、自民党の憲法改悪の狙いの本質がプロジェクターを使って具体的に解説され、治安維持法の現代版が用意されていることが解明されました。同時に戦争法反対の中で示された新しい若者達の力が発展しつつあること、高齢者もこの若者達のネットを使った新しい力と協調するカを持とうと激励されました。90分の講演は短く感じるほど聴衆は聞き入りました。
夜の懇親会も参加予定者を大幅に上回り、73名の大盛況。日本共産党参院和歌山選挙区候補坂口多美子氏、県地評議長琴浦龍彦氏等の挨拶の後、「いしずえ会」の近藤富造会長の音頭で乾杯。その後自由な懇談が盛大に行われました。その中でマイクを持って下さったのは、弁護士山﨑和友氏ほか7名。最後は賑やかな歌声に発展しました。「国賠」が多くの方々と自由な懇親をするのは初めてのことと県役員の方々も喜びいっぱいの模様でした。
不屈和歌山県版 №292 2015.12.15