NHK連続小説″おひさま″をみながらあの戦争時代を繰り返してはならぬと思うと同時に、なぜ国民を不幸のどん底におとし入れた戦争を防げなかったかと問う▼海軍大将井上成美が戦後語った「いまでも悔やまれるのは、戦争に反対した人々を法で抑えつけた事だ。自由にしておくべきではなかったか。そうすれば戦争は起きなかったのではあるまいか・・・」と▼同盟が発表した小論文「虐殺 国家テロリズム、特高によって虐殺された人々」が反響を呼んでいる。虐殺された小林多喜二など90人の名簿を発表したが、日本政府はいまだこれらの人々の調査もしなければ謝罪も補償もしてない事を知って驚く人が多い▼ヨーロッパなどでは真の愛国者として讃えられているが、日本も戦争に反対した人々が社会的に讃えられるようにかってはじめて、本当に戦争を反省し、平和と民主生義の国になったと言えよう。同盟運動が“未来を展望するたたかい"に納得。 (池)
不屈中央版 No.446 (2) 2011年8月15日(毎月15日発行)