没後82年山宣祭
京都・東京で開催
戦前、治安維持法反対に命をかけてたたかい右翼・黒田保久二によって刺殺された山本宣治の没後82年に当たる今年、宇治山宣会、東京山宣会がそれぞれ墓前祭や集会を開きました。
京都・宇治山宣祭は命日の3月5ロ正午、山宣の墓前で開催。近畿各府県、東京、群馬、愛知、富山、鳥取など各地からの参加者も含め220人が参加。同盟からは柳河瀬中央本部会長、近畿各府県の代表や同盟員が参加、岡本康京都府本部会長が追悼の言葉を述べ、10月23日に治安維持法犠牲者慰霊祭を準備中であると報告しました。終了後「花やしき」で山宣を偲ぶ懇談会が開かれ、佐藤佳久宇治山宣会副会長による「選挙・政治活動の自由をめざして」のミニ講演がおこなわれました。
東京山宣会の「集い」は3月13日午後開催、首都圏から70人が参加しました。冒頭、山田善二郎会長が大震災犠牲者への哀悼の黙祷と救援カンパを呼びかけ、高柳美知子副会長は、この集会を困難とたたかって斃れた山宣と重ね合わせたいと挨拶。ついで千代田区の女性コーフスーアカシアが友情出演。浜林正夫一橋大学名誉教授が 「山宣の生き方から引き継ぐもの」と題して記念講演されました。
2011年4月15日 不屈(中央版) №442 4面