こ・だ・ま
◆8月という時期は、わが国と国民にとって特別の時期のように思われる。まず、多くの国民に苦難を強いた「アジア・太平洋戦争」の敗戦記念日(8月15日)が訪れる。◆県国賠同盟はJR和歌山駅頭などで毎年宣伝行動を続けている。八月初頭には、広島・長崎で原水爆禁止世界大会が開かれ、「核兵器のない世界の実現」を全世界に発賃とりわけ、今年はNPTT再検討会議(5月・ニューヨーク)の成功を受けて、播基文・国連事務総長が平和記念式典に出席することに。◆昨年の長崎大会へは、和歌山市で昔年・学生の10人が基金を集めて参加し、今年の広島大会にも10人(学生7人・高校生2人・青年1人)が参加を表明しているとのこと。◆世界大会では、核兵器廃絶へのプロセスをう加速させていくのか、「核抑止力」論をどう打ち破っていくのかなどが課題とされているが、当然のこととして、被爆者が高齢化するもとで、若い人たちへの運動の継承も大きな課題となっているようだ。◆「後継者づくり」は、戦後60余年を経て、わが国の運動体にとって須らく求められている未踏の課題ではなかろうか。
2010.08.15 不屈 和歌山県版 No.228 2