感想
国会請願に参加して
51名全員に請願 東京都
都本部は、23名参加で7組を編成し、東京出身の全国会議員51名を訪問、紹介議員要請をおこないました。民主党32議員を訪問して1名、公明党4議員を訪問して1名が請願署名を受け取りました。みんなの党(川田龍平)と無所属各1議員は受け取りを拒否しました。共産党3議員を訪問して全員快諾、激励を受けました。都本部の参加者は、事務局のお手伝いや他県の要請行動応援もおこないました。(宮田勝)
「幹事長室一元化」に挑戦 茨城県
民主党の「幹事長室一元化」の方針のもと、これをどう突破するかを焦点にのぞんだ。もし署名簿を受け取らなかったらどうしようか、「どう説得したらいいか」「じゃどこへ持っていけばいいのか、民主党本部や、幹事長室か」と。ところが、予想に反して11人(これまで3人)の民主党議員のうち、郡司農水副大臣をのぞいて10人が受け取ってくれて、拍子抜け。焦点の問題について何のやりとりもなく進展がなかったことが至極残念。3人の議員と面談できたのが収穫。大畠議員(県本部会長)に「党として国賠法制定支持を正式決定して、実現のため力を発揮してほしい」と申し入れたところ、「党内にはいろいろな意見があり、そう簡単にはいかないと思う」との返事だった。(久保田俊雄)
青年たちに伝えたい 大阪府
今回初めて国賠同盟の国会要請に参加しました。治安維持法については戦時中を描いた書籍や山本宣治の映画「武器なき斗い」などでえがかれて知っているぐらいで、「多くの人が捕まり拷問された」とか「黄色い署名」という認識だけでした。しかし、今回参加したことで、ひどく残酷な、言葉では表せないような仕打ちをされ、ポロ雑巾ように捨てられた人たちのことを
聞き、胸が痛みました。また、もし自分が当時に生きていたら、拷問に堪えられただろうか……等も考えながらメンバーの方の話を聞かせてもらいました。戦後もいっさいの謝罪や賠償もなく、政府のその無責任さに憤りを覚えました。国会議員への要請行動においても、無関心な国会議員、秘書が多く、国民の声というものをどのように思っているのか?と思いました。今後、まわりの青年らにも今回の話を伝え、若い世代がこの運動を引き継いでいかなくてはいけないと思いました。今すぐに、力になれるかわかりませんが、平和な世界をつくるために、命を落とした方たちの遺志を継ぎ、努力していきたいと思います。(川渕友樹)
民主党の応対さまざま 福岡県
私たちの班は衆議院第一議員会館の九州関係の16議員(民主12、社民2、共産1、国新1)の部屋を訪問。秘書の方に署名を預かってもらえたのは6名(民主3、社民2、共産1)でした。昨年の紹介議員は4名(民主2、社民1、共産1)で、この民主の2名ですが、1名は政務官になっ
たのであずかれません。もう1名はあずかってくれたのですが検討するとのこと。社民と共産は快くあずかっていただきました。昨年の紹介議員ではない社民の方は一応はあずかるが、どうなるか分からないと言われていましたが、しばらくして私たちを追いかけて来て「政策担当者が帰ってきました。了承します」とのことでした。とにかく民主党の態度が様がわりしたのにはびっくりしました。民主党の方から聞いたのは、「請願ではなく要望なら聞く」「党として検討する」「民主党の県を通してくれ」等でした。(戸次達雄)
2010年6月15日不屈(毎月15日発行)№432