国賠近畿ブロック会議
石埼先生講演の感想
*講演で改憲より壊憲の目的 憲法を破壊して大企業が戦争による利益を目的にして戦争をし国民の命を犠牲にしようとしている。
*「道徳と法」「国体」など新しい切り口からの講演、面白く聞かせていただきました。質問の時間がなかったのが残念です。
*自衛隊員だけが危険なのではなく緊急事態条項で国民全体が危険であることを皆に知らせたい。
*先生から自民党草案の問題点について学び、法と道徳の区別は近代法律の基本原理だということをはじめて知りました。こういう視点からも語って改憲を阻止する運動を強化したい。
*石埼先生の憲法の話は大変有意義でした。憲法の「基本原理」大変よく分かりました。
*記念講演は再度自身学習を深めたい。ただ「自民党の目指す改憲に多くの国民の賛同はえられそうな現在ではない」と言われていますが改憲勢力の3分の2の議席を許してしまったことの危機から見て甘く見てはならないと思いました。そこのところをもっと知りたかった。
*①明治憲法でさえも道徳や慣習はもちこんでいない。国体は治安維持法で初めて成文化された。教育の果たす役割、教育勅語の果たす役割が理解できた。
②改憲をめざしながらも当面は壊憲で実質をねらうことなど理解した。
*精密なレジュメでよく分かりましたが少し難しかったように思います。
*先生のお話は眼からうろこでした。私達の国賠運動に引き寄せて自民党改憲草案の目指すものは何かしっかり学びたい)
*レジュメもう一度読み直します。
*改憲草案を新たな視点で学んだ。
*安倍自民党の改憲の狙いとともに実質的に解釈改憲で反動化、戦争法を実施する危険性がよく分かった。「壊憲」を着実に実行しようとしていることなど。
*石埼先生の講演は自民党の憲法案を新たな視点で見つめるものだった。
*やや難しかったと思う。もともと治安維持法の研究者でないので無理もないことかもしれない。
*石埼先生の講演で自民党改憲案が法と道徳を混同しており近代法の原則になっていないと話されたことが印象に残りました。
*石埼先生の講演は大変よかった。自民党の改憲草案のでたらめさがよく分かった。今後同盟員に広く知らされるべきだと思った。
*石埼先生はお若いのによい話をしていただきました。
視点、観点が面白かった。あの観点なら一般的な人たちにも話せるのではないか。
*自民党改憲草案についての講演がよかった。新しい視点からの講演が新鮮だった。
特に草案が法と道徳が混同していることへの批判は耳新しかった。
法と道徳の区別は近代法の原則ということに深く学べたとおもう。また現行憲法下で解釈改憲=法令の制定、改廃などを通じて事実上の改憲を進めているという指摘は鋭い視点だと思った。
*①結論をはっきりまとめ多岐にわたりお話くださった点はよかった。
②ただ少し難を言へば結論に至るまでの経緯が飛んでしまっているように感じられました。私の頭では理解できない点が多かった。
*石埼先生の話はあまり響いてきませんでした。体調不良の性あり。
*自民党「改憲」論についての石崎先生の話を聞き具体的には「個人}を「人」に書き換えたり、公の秩序で道徳論が出てきたり拷問の禁止から「絶対に」という文字を削除しているということには驚きました。本当に勉強になりました。
*改憲案「国民統合の象徴である天皇を戴く国家」だから人権が、天皇でない別の神や造物主から与えられるものではあってはならない」=人間天皇の否定であると思いました。(シンボル天皇に対する反逆罪である)。
近畿ブロック会議
中央報告、支部討論についての感想
・有川問題提起、特に補足がよかった。壮大な国民運動なくしては同盟の要求は実現しないと痛感した。
・有川さんの報告は分かりやすくよかった。
①平和への権利宣言は興味深い内容だった。なぜ日本人はこのような世界の動きに鈍感なのか情けなく思う。我ら何をなすべきか。
②各府県の発言を聞いての感想 どなたも同じ悩みを持っていると逆に安心した。またすばらしい意見も聞け近ブロ会議にでてよかった。
・時間をかけた支部が主役の活動や皆さんの活動の発言を聞けてよかった。
・夕食の時間は料理を含めて酒を呑めない人には不満足でした。
・有川副会長の基調報告では安倍暴走政治の危険性と日本会議、維新政治などの改憲勢力とのたたかいがいよいよ本格的になるだろうと思います。
2000万募金の提案がなされていますが奈良県では全会員に宛てた「50周年の意義」と奈良県同盟40周年記念レセプションと結合して募金を訴えた封書を出し振り替え用紙と一緒に送付した。8月末までに約25万円あつまり15万円上納した。来年までに14万円上納し100%達成したいと思います。
組織建設とりわけ会員拡大と支部結成に向けた活動をするに当たり近畿ブロック会議の教訓を生かしたい。
・有川さんの報告について
安倍、維新の歴史歪曲に対抗する中核として同盟の役割が益々重要と分かりました。
記憶する歴史運動は永久運動とも分かった。世界と繋がっている運動だとも思った。
・(分散会のみ出席)支部の活動で学びたい発言たくさんありました。時間が限られているので問題別に優れた経験苦労して成功した点学習、組織問題、等々全体に生かせる方法はないだろうか。
・犠牲者の逝去で国賠運動が消滅するものではない。治安維持法の下でひどい拷問を行い戦争を進めた実態を後世にどう残していくかが大切。
各支部が会員拡大をして財政確立のために努力しているのに頭が下がる。
・有川報告の新しい問題提起としてレジメ最後の1行「実利実益というよりはかなり理念性の強い運動体として前進してゆくことが重要だろう」に注目しました。
分散会では支部の発言は勉強になりました。もっと時間の余裕を持って「うまく行かなかった」話しもできるようになったらと思う。
そのほか近ブロの会議は金がかかる。大阪あたりで朝の10時から5時ぐらいまでやったらどうか。
また府県代表者(三役ぐらいまであつめて)会議をもう少しやってはどうか。
・署名、50周年、なぜ昨年の2倍を、もっと議論を。
・(有川報告で9全国の同盟の中で近畿ブロックの果たす大きな役割を再認識するとともに情勢や同盟運動を経験主義的な惰性に陥りがちな小生にとって新たな探求を活動の展望を得たように思います。
・近畿各支部の苦労している活動の話は大変参考になりました。
・有川さんの話は大変分かりやすく理解することができました。分散会は全員発言され参考になることがたくさんありました。ブロック会議に参加させていただき今後の活動に生かせます。
・「中央で議論していただきたいこと」
①健全な財政活動の確立。
②日本会議(地方議員)の対応をどうすればよいのか対話できる議員とは話し合ってみたいと考えます。
・有川会長のはなし 近畿の全国での位置づけに始まり留意点までふくめて当面の活動とその重点を系統的に聞くことができました。一つ一つのことは知っていることばかりですがそれらをどう判断するかを学んだ。
当面の「共謀罪」の果たす狙いへのたたかいの重要性をまなんだ。
学んだ最大のこと広げる、増やす(署名、会員)について自分も大切だがそれ以上に人を育て、継承を図ることの中で、もっと組織的な活動をしなければと同盟活動のありかたを強くまなんだ。いろいろ沢山のことを学びました。
私見ですがこの2年間に拡大した人を焦点に古い人による「歓迎・学ぶ会」を開こうと思った。
・最近の情勢がよく分かりました。青年部の活動の重要性も大切になっている。
特に運動の継承をどうするかが問題だと思う。
治安維持法の犠牲者がいなくなっても同盟が消滅するものではない、更に運動を強化することが大切だと分かりました。そのために運動の継承者を作ることの大切さが分かりました。
分散会では各支部のユニークな活動が分かり参考になりました。
・中央本部の有川氏のお話は情勢をしっかりつかんでゆくことの大切さがわかりました。
他見との経験交流は大変役に立ちました。
随分前大津であった会議より内容が前進していました。特に会員とのつながりを強めるため支部ニュースに力を入れること。また不屈の配達集金体制をしっかりさせること等です。活動が進んでいる支部は幹事会、三役会議がきちんと月1回やられ集団で活動を進められるよう努力していると思われました。
・青年部活動のあり方が学べた。滋賀での青年の活動、青年会員を増やしたい。(検討課題)。分散会の討論、報告はかなりかみ合って、従来にない良い交流会になった。
・初日の講演、報告はオープンでよいが2日の交流会は県および支部の役員に絞ったほうが良いのではないか。
・石崎さん、有川さんの報告をもう一度ゆっくり読みなおしたい。
・会議を準備された和歌山県の方々にお礼をもうしあげます。
有川会長の報告は人権問題で日本は後深刻であるということについて新鮮な切り口で話し理解が深まった。各府県支部の先頭に立っている方々の報告を聞き大いに学んで大阪でも参考にして運動を進めたい。
・地道な活動の数々を知り持ち帰り生かしたい。
時代への継承が問題になり機関の取り組みの経験を広げて行くことの大切さを感じた。「青年部」で打開してゆくことだと学んだ。
・有川さんの話大変良かった。
情勢で同盟の出番だと一応言っていたが日本会議でも反動の世代継承のうごきが活発で系統的である。
同盟も21世紀、平和、民主、人権の実現のため民主勢力が前進団結を独自の活動をつよめ世代継承に力を入れる必要のあることをつよく感じた。
・今回のブロック会議はよく学べた会議であった。有川さんの中央挨拶も現代の国賠同盟の役割や国際的な現状などまとまって理解できた。京都からはいろいろ事情もあって参加者が少なく残念であった。9月24日の総会で可能な限り伝えたい。
・次世代への提起や青年部参加者の発言(奈良の青年集会にでた元青年の「の発言)当然のことだが地元でどうするか研究がせかされる。
ブロック会議で再会できる人(顔と名前の会わない人も)これも生きてきたとうれしい。
中央からの有川さんの話よかった。
滋賀からの2人の女性(初めて)いろいろ問題学んでくれたと思う。
・中央報告 かなり具体的でかなり細かく分かりやすいものだった。
各県報告 支部の具体的報告聞きたかったが従来どおりの感があった。数字はどうしても必要なものだけにすべき。分散会は全員発言でよかった。
・有川さんの報告は今日の日本国民が直面している重大な情勢に国賠同盟が全国民と一体となってどう立ち向かうかという点で大変有意義なものだった。
今年奈良県の同盟創立40周年にあたります。この年の事業として
①「奈良県犠牲者追悼のつどい」の実施 3月27日実施65名参加
②青年交流集会の提案実施。8月23,24日実施。9府県40名参加。
近畿ブロックとして呼びかけ成功した。
③奈良県同盟記念集会の実施 (12月4日) これにあわせて「奈良県治安維持法犠牲者名簿」を完成させたい。
以上のことを実施しつつ2018年を迎える。同盟創立50周年記念事業の成就のためなら県としてⅰ、署名の推進 ⅱ会員拡大で500名の県同盟の確立 ⅲ2000万募金に見合う奈良県の目標(中央上納29万)の達成に力を尽くします。
・この間の討論を通じてあらためて国賠同盟の役割と署名の意義を感じました。
学習を中心とした支部活動を具体化してゆきます。県本部総会、支部総会で学習の第一歩に取り組みます。
・支部からの報告も良かった。大阪でも市内の支部が少なく弱い。仲間を増やして支部作りをしたい。大阪西区、港区、浪速くも支部結成に向けて準備を進めたい。署名と入会をすすめる。
歴史修正主義に対する戦いにも重点を置きたい。正しい歴史を学ぶ、平和運動には学習することが最大の武器であるということも改めて学んだ。
・ふたつの報告・講演・討論の内容を生かし同盟創立50周年に向けて新たな飛躍を図る勇気と確信を持つことができた。
・有川さんの補足が面白かった。若返りしたい!各府県のメールアドレス表を作ってください。感想もメールで送ってほしい。
治安維持法犠牲者の闘いと抵抗の歴史に学ぶ
「不屈奈良県版」 №284
八月二四日~二五日、近畿ブロックが呼びかけて奈良市で開かれた「治安維持法犠牲者の闘いと抵抗の歴史に学ぶ青年交流集会」には、地元奈良、大阪、京都、兵庫、和歌山と、東京、静岡、石川、高知の九府県から四〇名が参加。
集会では増本一彦同盟中央本部会長は、「治安維持法等犠牲者等の『闘いと抵抗の歴史』を受け継ぐ!」と題して記念講演を行いました。(要旨は二ページ)
講演に先立ち、一行は奈良少年刑務所を参観、二日目の二五日には、奈良教育大学付属図書館で「特高月報」を閲覧した後、小林多喜二が訪問一泊した志賀直哉旧居を見学しました。
参加者からは、「増本会長の話は、まるでその当時を見てきたかのごとく語ってくださった。( 日本共産党の)綱領の中身を深める話が聞けて力が湧いてきました。同盟員同士が深いところで繋がれると言う事などを体感する事が出来ました」などの感想が寄せられています。
増本一彦同盟中央本部会長記念講演
先人の闘い 『ポツダム宣言』と『日本国憲法』に凝縮
不屈奈良県版 №284
増本一彦氏は講演で、「一八九四年から一九四五年までの五一年間にわたって最も厳しい戦争の暗黒政治の時代に、天皇制軍国主義が引き起こした数次にわたる侵略戦争に命がけで反対し、平和と民主主義と働く者の生活を守る闘いと抵抗をしてきた人々が、この日本に存在したという歴史を直視することが、現代の私たちの歴史認識にとって非常に重要です」と切り出し、「治安維持法等犠牲者等がわが国近現代史に遺した功績は『ポツダム宣言』と『日本国憲法』の二つに凝縮されている」ことを説き、戦後の闘いを広い視野で概括し、今日の「市民連合と四野党協力の前進」に触れつつ、二〇一八年に迎える同盟創立五〇周年と『第一回普通選挙と三・一五事件』九〇年を迎えるにあたって、市民連合のなかで、その前進のために貢献すること、その「かなめは青年層、壮年層の運動の発展にある」と強調、訴えました。
講演する増本一彦国賠同盟本部会長
2016年8月24日、奈良市。
なぜ靖国参拝が国際的に
非難されるのかよくわかった
「靖国参拝がなぜ国際的に非難されるのか?なぜ日本の戦争は侵略戦争だったのか?そして、治安維持法下でも闘いを続けてこられた方々の活動の今日的意味が理解出来て非常に勉強になりました。憲法改正議論との闘いが本格化しますが、改憲派の論を跳ね返せるよう丁寧に勉強をしていきたいです」(高知県、中平考さん)。「青年・壮年たちへ伝えるべき内容が詳しくまとめられ、兵庫でもすぐ生かすべきだと思いました」(兵庫県、T Tさん)。
「若い世代の方たちがたくさんおられるのがとても頼もしく思いました。増本会長の話は、重要なポイントを実に的確に、しかも法律家としての体験も踏まえたより詳細で説得力あふれるものでした。正しい歴史認識を持つためには、半日でも聞いておきたい内容でした。したがってレジメは重要論文だと思います」(奈良県、S Hさん)
など参加者に大きな感銘を与えました。