【不屈 橋本伊都支部版】
復活第1号 2021.1.9
橋本伊都支部総会
第1部
国賠同盟橋本伊都支部2020年度総会報告
昨年の11月1日に開催の支部定期総会では、県本部より、鶴田会長と南條事務局長の参加を受け、最初に鶴田会長より国賠同盟の果たすべき任務について報告がありました。続いて古倉支部長の「私達を取り巻く情勢」について提案がありました。
支部長の提案を要約しますと、次のようでした。
最初に、7年8か月続いた安倍政権が最も力をいれてきたのは、日本国憲法の改悪だったこと。又、新型コロナウイルスの感染が広がることで、対策が遅れるとともに、GOTOキャンペーンに見られるような対策に逆行する政治姿勢を続けていること。又、このような政治が破綻した結果、安倍政治を継承し、「自助」を強調する菅政権が誕生したこと。
しかし、私達の運動を前進させる力は、安保法制の強行採決以後の5年間、野党間が歩み寄り、市民と野党の共闘が発展していることで、野党間の合意の中心は、自民党政治における憲法改悪反対、安保法制の廃棄、新自由主義からの転換であり、合意の内容が、平和と暮らしを守るものに発展している事です。私たちは、市民と野党の共闘による政権交代が実現することをめざします。
これは、「再び戦争と暗黒政治を許すな」を、スローガンに掲げてきた国賠同盟の運動と一致するものであり、政治を変える大きなうねりが起こっていることに確信をもって頑張ろうではありませんか。
● 活動の具体的計画では
1 署名活動では、人口比1パーセントの超過達成をめざしましょう。
2 同盟員拡大では50名を目標としつつも、当面3名の拡大に全力をあげましよう。
3 女性の同盟員を積極的に増やして、女性班の設立をめざします。
●役員改選により、新役員は次の通りです。
支部長 古倉伸二
副支部長 九鬼 堅 東芝弘明 高本勝次
事務局長 佐々木磐
事務局次長 細川豊三郎 木ノ本 豊
【不屈 橋本伊都支部版】再発行について
支部長 古 倉 伸 二
私たち、橋本伊都支部の機関誌は私自身の力不足もあり、多忙を理由に永らく休刊いたしておりましたが、今年より心機一転して、再発行の運びとなりました。中央や県発行の「不屈」と同様、どうかご愛読ください。
今年の干支、「うし」に負けないよう、役員一同ゆっくりではありますが、心を新たに粘り強く取り組む決意です。読後の感想を含めて、私たちの活動に対してもご意見をお寄せください。
「不屈 和歌山県版」 「不屈 和歌山県版」のブログです。
古今集を読んでいて
「ほととぎす」は夏の代表的な歌ことばで、『古今集』夏歌34首中に28首もある。時鳥・杜鵑・不如帰・子規など様々な漢字で書かれるが、「郭公」がいいように思う。カッコウがいいから・・・
日本へは5月頃南方から渡来して9月頃に去る(古くは山から来て山に帰ると考えられていた)。鳴き声に特徴があって、トウキョウトッキョキョカキョクとかテッペンカケタカと表現されたりする。
五月雨にもの思ひをれば郭公
夜深く鳴きていづち行くらむ
夏(153)紀友則
「五月雨(さみだれ)」は梅雨時の雨。「もの思ひ」は思い悩むことで多くは恋煩い。郭公は鳥目ではないのだろう、夜中も飛んで鳴くようだ。「いづち」は何方。
夜静かに物思いにふけっている時に、突然「テッペンカケタカ」と泣かれてはびっくりしたにちがいない。にもかかわらず「いづち行くらむ」とは優雅である。静寂はいっそう深まり、余韻がある。
しかし、後世になると俗っぽい。
夜もすがら待ちつるものを郭公
まただに鳴かで過ぎぬなるかな
後拾遺集 夏(194)赤染衛門
夜中に郭公が鳴いたので、もう一度鳴かないかと待っていたら夜が明けてしまった・・・これでは味もそっけもない。(獺)