政治をかえる歴史的反撃の年
同盟運動の前進で情勢にこたえよう
アメリカ発の世界の経済危機のただなかで、オバマ米新大統領の誕生。深刻な格差と貧困の是正、地球的規模の軍事干渉政策から平和政策への転換など、世界があげてオバマにチェンジを期待したのも当然です。
バラク・オバマに送る日本国民のメッセージは、巨視的にみて、なによりもまず半世紀以上にわたり、社会進歩を妨げてきた屈辱の日米安保条約廃棄。侵略的な軍事同盟から平和的な友好同盟へのチェンジです。ちょうど来年二〇一〇年は安保改定五〇周年、再来年は安保締結六〇周年です。
日本の経済危機は、真っ先に「派遣切り」から始まり、日比谷公園には一夜にして五百人もの職なき、家なき人びとの救いの「派遣村」となった異常な年明けでした。
春までに四十万人以上もの人々が職を失う見通し(業界団体試算)という「ルールなき資本主義」と、それでも国民のくらしを顧みない自公政権の政治の姿がだれの目にも明らかになりつつあります。
労働者・国民の雇用・くらしをまもる昨年からのたたかいは、今政治をかえる大きな流れになりつつあります。国賠署名を持って、田母神発言などの改憲策動、日本共産党ビラ配布弾圧事件にひそむ治安維持法体制再現の危険を打ち破り、きたるべき総選挙で同盟要求支持の勢力を前進させましょう。
2009年2月15日不屈(毎月15日発行)№416