「治安維持法と現代」春季号を読んで
吉岡論文を学習し30部普及 北口吉治
常任幹事会で、本誌の吉岡論文「戦争と治安維持法を踏まえて戦後の日本を見る」を学習。その中で話し合われたのは、戦後のレッドパージについての名誉回復はどうなっているのか、どこの団体が運動体として進めているのか、などの意見が出されました。吉岡論文では、破防法の成立と反共主義の根本が理解できる。自衛隊の国民監視活動の危険性は、戦前の憲兵的活動であり断じて許せない。その危険性についての討議が深まり、過去最高の三十部を普及しました。(石川県本部会長)
憲法九条守る運動の大きな力 今崎弘幸
本誌の、吉岡吉典氏の論文を読み、侵略戦争の本質と実相、治安維持法で弾圧されながら命がけで反戦・平和のために闘った先覚者の役割を学ぶことの重要性を改めて認識しました。安倍内閣と、自民・公明与党が再び戦争と暗黒政治への道を国民に押し付けようとしているいま、正しい歴史認識と、先駆者のたたかいを多くの人に広げ、憲法九条を守る運動を国民的に広げることが急務。ことに若い人たちの間で学習を進めることが大切です。(島根県石央支部)
時宜に適した編集と内容 大沼耕治
いま「靖国派」の思想や政治と闘う上で本誌は、時宜に適した編集と内容で、大いに力になる雑誌である。本誌の吉岡さんの論文は、いまも生きている治安維持法的な仕組みの実態と、それを打破していく方向も提起され大変勉強になった。また、緒方さんの多喜二をめぐる国際的な評価の話をはじめ「実証・治安維持法事件」は興味と情熱をかきたてられる内容である。(宮城県本部事務局長)
2007年8月15日発行 不屈 №398
●特別寄稿「戦争と治安維持法を踏まえて戦後の日本を見る」=吉岡吉典
『治安維持法と現代』
【主な内容】
「改憲の略奪狙う『改憲手続き法案』」=金子勝、「教育基本法改悪阻止闘争が築いたもの」=東森秀男、「小林多喜二の国際的評価-魯迅、ロマン・ローラン、エミール・ゾラ」=緒方靖夫、『田中サガヨ獄中から『チリ紙に書かれた手紙』=岡藤和代、「戦前の教育運動
(島根・神奈川)など、「知は力」学習の好材料がいっぱいです。
A5版、定価1000円、送料210円、和歌山県本部など各都道府県本部でお求めを。
2007年春季号
企画・編集治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟
2007年8月15日発行 不屈 №398