第15回
近現代史学習会ニュース 2014.4.19
国賠同盟和歌山市3支部協議会
◆①学習の内容、時代について実際に体験したことや意見を聞けたことは大変参考になり良かった。 ②講師先生の意見や考え方をもっと聞かせてくださった方が講義の進め方としてはよいように思います。
◆ 日本軍の食料「現地調達」
八路軍は住民に守られて現地調達をしていた。日本軍はその真似をしたのか?出来るものではなかった。しかし、想像するに調達する兵は故郷で田畑を耕していたお父さんお兄さんだったのだからどんな気持だっただろうと考える。
人殺しの教育実践をしても現地で人殺しをするとき、人間性が出たのだろうなあ。その時は命令をした人でなく実行をした人の心の底を考える。
◆ 日本軍の残虐性は特異なものだと理解できた。なぜ?戦前の学校教育にもその一因が求められる。また封建的な世間知らずのために「彼は卑怯者」というレッテルをはられることを極度に恐れて無理に強がりを見せたかったこともあるらしい。
過去の歴史的事実をすべて世界に向けて公表し、平和と真実に基づく日本になろう。そのためには日本の憲法9条を絶対に守ってこれを全人類の規範とするための運動を起こそう。
◆ 日中日韓関係がこじれたまま修復できないでいる。今日、勉強したかつての日本の対中(台湾も含む)対韓政策のおぞましさを考えると日本がそれを公然と反省しない限り解決しないだろう。そのような歴史を学んでいない国民にそれをどう学んでもらうのか大変な仕事だけど安倍政権の狙いのままになるのは悔しい限りだ。
◆ 満洲を占領し、台湾、朝鮮を植民地として支配した当時の日本軍の侵略の数々を学びました。1938-40年に朝鮮の創氏改名を強制し皇民化するための日本政府の政策でした。若いころ「金沢さん」という朝鮮の人にアリランの歌を教わったこと思い出しました。
◆ ドイツのヒットラーの政権がどのように組織的に作られてポロコーストが行われていったかについて知っていたが日本の太平洋戦争で同様であったことが解りました。もっと歴史の事実を知らなければと思いました。正義のための戦争はないということです。
◆ 歴史から学ばない政治、政治家は怖い。西暦下一桁の4のつく年に戦争が起こっている。今年は奇しくも2014年。皇民化政策、創氏改名で安倍政権の「教育」に手をつける狙いが理解できた。
◆ 創氏改名にかかわって
朝鮮だけだなく世界の主だった民族の氏(姓)の制度をもっと詳しく知りたい。私は日本の家の制度が天皇家(制)と深くかかわってきているように思います。戦後の民法改正によってそれまでの家の制度は法的にはなくなっているが社会の深部にあっては、今も根強く残っている様に思います。 2012年末の総選挙で自民党が「日本を取り戻す」を中心スローガンとしていたが、彼らは取り戻したいものの中に、戦前の天皇中心の国家秩序を夢見ているように思われる。教育(制度の内容)への攻勢が強まっていることを憂いています。
◆ 近現代史は今につながる現在と地続きの歴史である。いまの問題、現瞬間の問題を理解するうえでもこの近現代史のは勉強は大切なことだと思う。
○要望―もっと多くの会員の参加を望む。そのために「不屈」でこの学習会の宣伝(実施の内容も)掲載してほしいと思う。
◆ 居眠りばっかりでごめんなさい。慰安婦問題を日本政府は謝ってほしいと思います。