終戦66年の夏、関連番組放送/朝日系
この8月、朝日系では終戦、被爆関連番組を放送します。
14日放送の「ザ・スクープ」(後2・0)は、66年前の8月14日、昭和天皇によって録音され、15日に放送された「玉音放送」に注目します。終戦に至る日米交渉、「終戦の詔書」作成の過程、放送阻止を狙う軍の反乱などを証言、資料でたどります。キャスターは鳥越俊太郎と長野智子。
14日には、山田洋次監督、吉永小百合主演の映画「母べえ」(後9・0)も放送されます。1940年代の東京で4人家族の野上家は暮らしていました。戦争に反対していたドイツ文学者の父・滋(坂東三津五郎)が治安維持法で検挙、投獄されます。「母べえ」こと母・佳代(吉永)は苦難の中で、夫を信じ、2人の娘(志田未来、佐藤未来)たちに愛情を注ぎます。
15日の「テレメンタリー2011」は長崎文化放送制作「あの日、原子野を飛んだ~元特攻隊員の遺言」(深夜3・10)。長崎原爆投下の約10時間後、爆心地から30㌔離れた大村航空基地の特攻隊員43人が訓練のため長崎上空を飛びました。原爆の正体も分からないまま下された訓練の命令でした。彼らは戦後、上空被爆の規定がない法律のため「被爆者」とは認められませんでした。66年目の新証言でつづります。
( 2011年08月11日 「しんぶん赤旗」)