柳河瀬会長あいさつ(要旨)
東日本大震災と、原発事故で放射能汚染にさらされている皆さんに心からお見舞い申し上げます。
情勢の補正・訂疋をかねて発言します。大会の任務は、規約改正を含め4つです。
大震災の復旧・復興、福島原発事故対策を、被災者や国民の要求に応え全力を挙げなければならないのに、国民不在、被災者不在の政争を起こし、国民の間で激しい怒りが沸き起こりました。
「大連立」の動きは、民主、自民両党が日米同盟深化、大企業中心主義で相違がないからこそ生まれてきたもの。大震災対策は、財界が提案しているもので、東北州をつくり大震災対策を口実に「税と社会保障の一体改革」の名による消費税大増税と医療・福祉・年金の切り捨て、沖縄・米軍普天間基地の県内たらい回し、日米軍事同盟の深化、憲法改悪の策動、衆院比例定数削減もたくらんでいます。
「海外で戦争する国」づくりも震災に乗じて加速。米軍の「トモダチ」作戦は、日米同盟「深化」とりわけ司令部機能の一体化への地ならしです。これを阻止する闘いはますます重要になっています。
大阪府議会では、大阪維新の会が「君が代」起立強制条例を強行採決。最高裁は、君が代斉唱時の起立命令は「合憲」の不当判断を下しました。いま、東京はじめ神奈川、北海道など、君が代強制起立と教員統制が強まっています。
前大会は同盟運動を国民的運動に発展させようと決議。これは、単に過去の問題に取り組んでいるのではなく未来を展望する闘いです。21世紀を平和と人権の世紀にしていくための闘いです。全国の取り組みを反映させてください。
不屈中央版 No.445 2011年7月15日(毎月15日発行