治維法国賠・総会
歴史語り伝え名誉回復必ず
宮城・塩釜支部
治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟の宮城県塩釜支部は25日、塩釜市公民館で第18回支部総会を開き、約20人が参加しました。総会に先立ち、県本部副会長の大沼耕治氏が「いまレッドパージを考える」と題して講演しました。
大沼氏は「1949~50年の2年間に多数の共産党員と労組活動家を職場から追放したレッドパージ事件は、アメリカ占領軍と吉田内閣が一体となって執行したもの」と告発しました。
さらに、戦後民主運動の高揚を押しつぶして日本の政治反動の足がかりとした弾圧の実態を明らかにし、「レッドパージと治安維持法の弾圧は同根であり、歴史を語り、伝える活動は、名誉回復と深く結び付いている」と強調しました。
支部総会は、個人・団体の署名目標を達成させ、講演活動や街頭宣伝活動を積極的に取り組んだ総括と来年度の運動方針を全会一致で可決し、次期役員を選出して終了しました。
(2011年06月29日 「しんぶん赤旗」)