時の焦点
いっせい地方選挙
4年に一度、国政選挙につぐ日本列島一帯、草の根での大事な選挙。選挙結果は福祉や安全の、地域住民の日常生活に大きな影響をもたらします。そして直前の国政選挙が反映するとともに、事後の
国政選挙の母体ともなる政治的意義を持ちます。
しかもごとしは右傾化した民主党政権が、国民の支持を失って、内閣総辞職もしくは解散総選挙必至の情勢です。
戦後、地方自治法が制定され、4年ごと4月いっせいに地方選挙がおこなわれるように 「統一地方選挙」といわれるようになりました。
都道府県と市区町村にわたる首長と議員選挙。津々浦々同時いっせいにおこなわれて、国民の政治的関心と主権者意識が高揚する機会でもありました。れるようになりました。
戦後65年の経過の中で、任期途中での首長のアクシデント今議会解散、市区町村合併にともなう選挙区や定数改定などにより、全国的にいわゆる中間選挙がおこなわれるようになりました。
しかし基本は4年に一度の4月いっせい地方選挙であり、全国的に草の根での政治状況が確定する重大な意義は失われていません。
近年のいっせい地方選挙の特徴は、市区町村合併による選挙区単位の集約と議員定数の削減、それに地方財政の節減から、投票所も集約・減少して遠距離化されて不便となり地域性民の政治的関心や、選挙意識と行動が制約されてきています。
同盟運動40牛を超える体験から、要求実現のために地方議会の意見書採択から、国会と政府への意見書提出は基本的手段の一つとなっ ています。
春4月確定しているいっせい地方選挙では、同盟会員の政党支持の自由と政治活動の自由を尊重するとともに、同盟運動の立場からは、同盟要求を全面的に支持し、その実現のために積極的に行動す
る政治勢力の全国的躍進を願ってやみません。(元)
不屈(毎月15日発行)№439 2011年1月15日